20091104

暗室環境を大きく変えようと計画中。

去年あたりはもしかしてデジタルに移行できるかな、と思ったりもしたけれど、やっぱりどうにも性にあわない。印画紙もフィルムも選択肢が少くなったとはいえ、まだ当分は続けることができそう。ならば今はどっぷりとアナログにつきあっていこうと決意した。

今の暗室ではまず大きく引き伸ばすことが難しい。コントロールがきくのはせいぜい四つ切りサイズまで。半切になるともうお手あげで、そんなサイズを焼いたことがない。それから遮光が不十分で昼間は基本的に暗室作業ができない。暗室にエアコンがないから液温管理も手間がかかる。

それらの条件をクリアする物件を探している。暗室に適した物件を。といってもそんなに難しいものではない。1K・トイレ風呂別・給湯器とエアコン付き・フローリング・角部屋ではなく窓は小さめ、そんなところだ。もちろん家賃はできるだけ抑えたい。

この夏にちょっといい自転車を買ってからずいぶん行動範囲が広がったから、あまり交通アクセスがいいところでなくてもいい。静かで近くに公園があって、駅前まででれば長居のできるカフェがあり、蔵書の多い図書館もあるような、そんな町はどこだろう。

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20091026

1月の4人写真展「あわせ鏡」の制作ブログをつくった。

http://www.awasekagami.com

メンバーそれぞれのブログでも告知や宣伝はしていく予定なのだけど、どこかひとつ情報が集約している場所が必要だと思ったので先週末に突貫工事。まだあちこち不備はあるけれど、とりあえずの形ができたのできのう公開した。

通常、作品は作品自体で成立するものだけど、今回は展示に至るまでの過程も表現のひとつとして捉えているので、写真展の場所や日時だけではなくてメンバーの制作ブログは重要なコンテンツだ。4人のキャラクターも知ってもらいたいし。

4月にメンバーが決って、これまでミーティングやメールで構想を練ってきた。一番時間をかけて話しあったのはコンセプトだ。4人とも作品の方向性がまるで違うので、お互い譲れないところはどうしたって譲れない。適切な言葉を丁寧に選びながら自分の想いをぶつけあってきた。交されたメールは今日現在で184通。こんなにエネルギーを注ぎこまれるグループ展も珍しいんじゃないだろうか。

ブログや展示を通じてたくさんの人と交流して広がりのあるプロジェクトにしたいので、ぜひ気軽にコメントなどを書き込んでください。

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20091019

半年前に写真を撮らせてもらった人が他界した。
撮影の時に余命があまり長くないことを聞いていたけど、たぶんよくわかっていなかった。訃報を聞いてからもすぐには実感がわかなかった。しばらくは撮影した時のシーンが断片的に浮かぶだけで、思考が連続しなかった。

その人は友人のお母さんで、会ったのは撮影した日が最初で最後。ほんの数時間だけしか知らない。なのになぜこんなにも心が沈むのかわからない。日曜にご焼香に行ってきたのだけど、遺影を前にすると涙が止まらなくなった。その人のことをほとんど知らないのに、親族の前で涙を流すなんて失礼なことだと思う。自分の身勝手な感情移入だ。抑えようとこらえていたけど、涙は勝手にボロボロと流れていった。

きっと自分にとって撮影という行為は、瞬間的だけどとても深いコミニュケーションなんだと思う。感覚を最大限に開いて相手の深いところにそっと触れる。言葉はなくても相手の何かを強く感じることができる。相手のその何かは撮影した瞬間に自分の一部になるから、それを失なった時にすごくさみしくなるのかもしれない。

今年はその人を含めて知っている人が3人も亡くなった。「あの世」があるなら、きっとその世界はすこし明るくなったはずだ。そのぶんこちらの世界が暗くなった。誰かがまた明るくしなければいけない。その人たちがやってきたことをそのまま引きつぐことはできないけど、でもなにかやらなければいけない。そうしないと自分がむこうに逝った時に叱られてしまう。

命は有限、それが亡くなった人から学ぶべき一番大切なことだ。のんびりしていたらすぐにタイムオーバー。逢いたい人には逢う。伝えたいことはちゃんと伝える。嫌なことはやらない。愛せる人しか撮らない。楽しむ時は全力で楽しむ。そして自分が天から与えてもらったギフトを最大限に活かして、一人でも多くの人に還元する。これからはそうして生きていこうと思う。

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