20081122

ブリスベンから帰ってきたら、日本はすっかり冬になっていた。むこうは夏だったのに。

出発前に友達から、「海の写真を撮ってきて」というリクエストがあったので、電車に乗ってゴールドコストのサーファーズパラダイス(すごいネーミング)に行ってきた。

前の晩に激しい雨と風があったせいか、それとも季節が少し早いせいか、予想していたよりも人は少なかった。ほとんどの人がビーチで寝そべったり、酒を飲んだりしていて、泳いでいる人はまばら。

自分もカメラを首からぶら下げて、ただボーッと海を眺めた。3時間くらいかな。波や風の音を聞きながら、ひたすらボーッと。

時々思い出してはシャッターを切って、また物思いにふける繰り返し。ひさしぶりに心底ゆっくりした気持ちになれた。

海はいいな。心を空っぽにできる。
リクエストしてくれたmに感謝だ。
ありがとう

腕が未熟だから、自分が見ていた海と違うけど、まぁ、そこは勘弁してもらって、撮った写真をここにもアップしておきます。クリックしていくと全部で12枚あるのでひまつぶしに見てみてください。




(12pics)











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20081120

オーストラリアのブリスベン。

南半球なので季節は逆、いまは初夏だ。天気予報では滞在期間中ずっと雨のはずだったけど、来てみたらほぼ快晴。ひどい夕立をのぞけば、清々しい陽気だった。

オーストラリアは今年二度目の半年ぶり。前回も感じたけど、この国は安全でクリーンで穏やかだ。

猥雑さを感じない。女性の露出度はかなりなもんだし、夜の酒場はそれなりに盛り上がっている。でもなぜか危険な香りがしない。毒気を感じない。

それはとても良い事なんだと思う。特に旅行者である自分にとっては安全というのは何よりも有り難い。

でも、物足りない。健全すぎるのだ。贅沢な望みだとは思うけど、人間の欲望からくる強烈なエネルギーにさらされないと、町の手触りを感じる事ができない。

ここの人達は人生を楽しんでいるように見える。異性とデートをし、友達と酒を飲んで騒ぎ、波と戯れ、家族を大切にする。

絵に描いたような幸せな町だ。でも惹かれない。撮りたい人がいない。輪郭がぼやけている。

自分が撮るポートレートに被写体の内面が写るとは思っていない。でも顔に刻まれた、危機感や寂しさを抱えた人だけが持つ独特の美しさが写るといいなと思って、いつもシャッターを押している。

オーストラリアはのんびり過ごすにはこの上なくいいところだけど、今の自分が撮りたい写真は撮れないな。

日本に帰ったらまた歩こう。

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20081115

次の個展はフィルムで行くことに決めた。

勉強不足もあるんだけど、デジタルで撮ってプリンターで出力したプリントってどうもいまいち。フィルムで撮って丁寧に焼いたものとくらべると、もう段違いのクォリティー。。といっても、手焼きもそんなにうまいわけじゃないけど。

で、半年ぶりくらいにまた暗室作業をやったりしてるんだけど、前に使ってた現像液が去年製造中止になって、ストックしてた分もなくなっちゃったから他のを探さなくちゃいけなくなった。

ここ数年、テストを繰り返してようやく気に入ったプリントができると思ったら製造中止、という流れが多くて振り回されるのにもう疲れたので、今回からは自家調合にチャレンジ。レシピを見ながら試薬を調合することにした。フィルムや印画紙は自分で作れないけど、現像液ならなんとかなる。慣れれば自分の好きな調子のネガを作ることができる、と期待。

モノクロの手焼きって、もちろんプリントの時のテクニックも重要だけど、それよりどんなネガを作るかってことが決定的。ネガさえしっかり作っておけば、プリントが楽ちんになる。

いま狙ってるのは、粒子がきっちりエッジが立ってて、黒は締まってハイライトはなだらか、しっとり艶っぽいプリント。そのためのネガ作り。

今年いっぱいはトライ&エラーを繰り返して年明けからは本格的に作品制作に取りかかれるように、しばらくは怠けずがんばってみよう。

テストのためのモデルに協力してもいいよ、という人、募集中。
ギャラはだせないけど、プリントは差し上げます。

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