きのう案内状のデザインの打ちあわせをした。
来週あけに最終の確認がすめばゴーサイン、印刷される。写真展まであと2ヶ月、いよいよ近づいてきた。
梅雨にはいるまでは撮影を続ける。それからは暗室にこもってひたすらプリントだ。必要以上に演出的な効果は使わないけど、女性のポートレート写真なので出来るかぎり丁寧に美しいプリントにしたい。今もっている知識と技術を総動員だ。
こうして集中して作品制作をしていると、アイデアがどんどん生まれる。手帳には他人が見たらわけのわからない言葉や数字が書きなぐられている。7月の展示が終わったら次のシリーズにすぐにでもとりかかりたい。
時間はいくらあっても足りない。少し前まではいつ死んでもいいし健康なんてどうでもいいなんて思っていたけど、今は長生きしてたくさんの写真を撮りたい。人はかわるもんだな。
20090524
撮影の合間に気になる写真展へ。
アンテナにかかるのは、やはりモノクロやポートレートの作品。特に来週くらいからプリント作業にはいるので、今のうちにいろいろなタイプのモノクロプリントを見て目を洗っておきたい。
ひとくちにモノクロプリントといっても、もちろん作家によって十人十色。35mmフィルムを使って粗粒子&ハイコントラスト、大判フィルムでゾーンシステムファインプリント、デジタルネガでプラチナプリントなどなど。
7月の個展用にねらっているのは、粒子を立たせながら階調はなめらかにして肌をきれいに、シャドーのディティールをきっちり描写して服や髪のトーンを潰さない、ハイライトは飛ばないギリギリに明るくして印象を強める…。これ、あくまで理想だけど。
クオリティーをあげようとすればするほど、自分のスキルが足らないことに気がつく。頭の中では素晴しいプリントが出来上がっているけど、技術がそれについていけてない。
写真は情報伝達手段であり、コミニュケーションツールだ。一番重要なのは言うまでもなく何が写っているか。だけどこちらの伝えたいことに目をとめ耳を傾けてもらうには、まずプリントに美しさと少しのオリジナリティーがなければならない。プリントのクオリティーは人の声に似てるかもしれない。どんなにいい事を言ってても、声が小さかったりひどいダミ声では誰も聞いてくれない。メッセージを多くの人に届けるために、耳心地よく魅力的な声(プリント)を身につけたい。
梅雨入りまであと少し。晴れたら撮影、雨なら暗室作業の準備。週末には案内状も出来上がるから宛名書き。ギアをシフトアップさせて前に進もう。