雨の日が続いていたので、暗室にこもっていた。 写真展用の基準プリントづくり。
撮影はフラットな光の中で露出をできるだけ均一になるように行ったので、一枚の基準プリントができればあとは微調整をすればいいだけ。だからその一枚がすごく大事になる。
肌が色白で服が黒っぽい女性のカットを選んでプリント。服と肌のトーンがきれいに描写できるようにコントラストと濃度を変えながら何枚も焼いていく。たぶん他人が見たら違いがわからないくらいの調整。テーブルの上にズラリと並べて見比べる。
印画紙が濡れている時と乾いてからでは濃度が違うし、照明によっても見え方がかわる。数十時間、暗室にこもりきりだと疲れで瞳孔が開いてくる。どれが正解かわからなくなった頃、一枚のプリントが他から浮き上がって見えてくる。
いつもの事ながら不思議だ。暗室作業をやっていると、ある写真が生命を帯びたように感じる瞬間がある。そう感じた写真だけは何度見ても飽きない。自分が撮った写真なんだけど惚れ惚れしてしまう。それが完成の合図。
丸三日かかったけど、ようやく基準プリントはできた。大きな山場は越えた。梅雨までもう少し猶予があるようなので晴れた日は撮影に出る。写真展まであと一ヶ月とすこし。楽しみだ。
20090602
雨の日が続いていたので、暗室にこもっていた。
写真展用の基準プリントづくり。
撮影はフラットな光の中で露出をできるだけ均一になるように行ったので、一枚の基準プリントができればあとは微調整をすればいいだけ。だからその一枚がすごく大事になる。
肌が色白で服が黒っぽい女性のカットを選んでプリント。服と肌のトーンがきれいに描写できるようにコントラストと濃度を変えながら何枚も焼いていく。たぶん他人が見たら違いがわからないくらいの調整。テーブルの上にズラリと並べて見比べる。
印画紙が濡れている時と乾いてからでは濃度が違うし、照明によっても見え方がかわる。数十時間、暗室にこもりきりだと疲れで瞳孔が開いてくる。どれが正解かわからなくなった頃、一枚のプリントが他から浮き上がって見えてくる。
いつもの事ながら不思議だ。暗室作業をやっていると、ある写真が生命を帯びたように感じる瞬間がある。そう感じた写真だけは何度見ても飽きない。自分が撮った写真なんだけど惚れ惚れしてしまう。それが完成の合図。
丸三日かかったけど、ようやく基準プリントはできた。大きな山場は越えた。梅雨までもう少し猶予があるようなので晴れた日は撮影に出る。写真展まであと一ヶ月とすこし。楽しみだ。