20081212

二泊でソウルに行ってきた。三度目の韓国。

ウォン安ってことで、いつもよりも少し贅沢に食事をしようと、初めてのサムゲタンにチャレンジ。専門店に行ってみた。

サムゲタンは「参鶏湯」って書いて、一言で言えば鶏のお粥。小振りの土鍋に白濁したスープ。小さめの鶏が一羽丸ごとドカンと入ってる。身がトロトロになるまで煮てあって、スプーンで突き崩すとお腹の中からご飯やナツメ、栗、そして高麗人参がでてくる。全体に淡い塩味で少し物足りないくらい。慣れてくると素材の味がじんわりうまい。サイドにはお約束の白菜キムチやニンニクのキムチ、小豆のおこわ、人参酒がついている。

けっこうボリュームがあったけどペロリと平らげた。食後に散歩がてら夜の町を軽くスナップしてホテルに戻った。

風呂に入って少しテレビを見て布団の中へ。体調の変化に気がついたのはそれから。

なにやら体が火照る。始めは足の裏が熱くなって、すぐに全身ポカポカに。しまいにはひたいから汗が垂れてきた。1時間もすると布団の中は汗でぐっしょり。汗はサラサラだけどちょっと臭い。

これがいわゆるデトックスなのかな。汗と一緒に悪いものが全部出ていった感じだ。そのまま一睡もできないまま朝になったけど、頭も体もすっきりしていた。

こんな体験は初めてで驚いた。たかが鶏のお粥を食べただけなのに全身が燃えるようだった。大きな声じゃ言えないけど、男性的な部分も元気いっぱいだった。恐るべし、コリアンフード。

こんなに劇的に体調に作用する料理が日本にはあるだろうか。なんていうか、韓国の人にはイザって時にかなわない気がした。きっと他にもすごい料理があるはず。普段からニンニクを当たり前に食べてるし、肉もたくさん食べてるし。政治とか経済とか難しいことは抜きにして、一対一のエネルギー勝負じゃ勝てる気がしない。

中国人やインド人に対しても同じような畏怖を感じる。中国人の食への欲求や探求心は凄まじいし、インドのカレーは漢方薬でできてるようなもんだ。

「最近の日本人は元気がない」なんてよく聞くけど、食べ物から変えてはどうだろう。単純すぎる考えかもだけど、ハイになったり気分が沈んだりするのは脳内物質があれこれ作用してるらしいから、そこに直接働き掛けるのが案外効くかもしれない。おいしいものを食べれば誰でも元気が出るし。

食べて一日たった今でもまだ体にエネルギーが余ってる感じがする。今夜は眠れるかなぁ。

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